初めてのタイ移住:予算内で見つけるバンコクの賢い物件選び
最終更新日 2024年11月19日 by wardon
「バンコクで暮らしたい!でも、物件探しって何から始めればいいんだろう…」
私も3年前、そんな不安を抱えながらバンコクへの移住を決意しました。
今では多くの日本人が訪れるバンコクですが、実際に住む場所を探すとなると、思いのほか難しいものです。
でも、大丈夫です。
この記事では、私が実際にバンコクで物件探しを経験し、今も若者向けの物件情報を発信している立場から、予算内で理想の物件を見つけるためのリアルな情報をお届けします。
特に、賃貸契約の落とし穴や、ローカル視点での物件探しなど、ネット検索だけでは見つけにくい情報もたっぷりとご紹介していきますよ。
バンコクの住宅市場を理解する
バンコクの主要エリアと特徴
バンコクの物件探しで最初に直面するのが、エリア選びです。
実はバンコクの家賃相場は、エリアによって2倍以上の差があることもあるんです。
私が特におすすめしたいのが、以下の3つのエリア。
若者に人気の理由と共にご紹介します。
ラチャダー
私が今住んでいるエリアです。
BTSラチャテーウィー駅から徒歩圏内にあり、おしゃれなカフェやコワーキングスペースが点在する、クリエイティブな雰囲気が魅力です。
家賃相場は、30㎡のコンドミニアムで月4~6万バーツ。
一見高めに感じるかもしれませんが、充実した生活インフラと活気ある若者文化を考えると、十分にコスパの良いエリアといえます。
アーリー
バックパッカーの聖地として知られるカオサン通りに近く、ローカル感たっぷりの街並みが魅力です。
家賃相場は、同じく30㎡で月3~4万バーツ程度。
最近では若手クリエイターも多く移住してきており、アートギャラリーやヴィンテージショップが急増中のエリアです。
オンヌット
BTSオンヌット駅周辺は、リーズナブルな家賃と便利な生活環境で、特に長期滞在者に人気です。
家賃相場は30㎡で月2~3万バーツと、3エリアの中で最もお手頃。
日本人向けのスーパーもあり、初めての海外生活でも安心して暮らせるエリアです。
初心者が知っておきたい物件選びの基本
バンコクの物件は、大きく分けて3つのタイプがあります。
それぞれの特徴を、私の経験も交えながらご紹介しましょう。
コンドミニアム
最もスタンダードな選択肢です。
セキュリティが整っており、プールやジムなどの共用施設が充実しているのが特徴。
ただし、契約期間は通常1年以上となるため、長期滞在前提で検討する必要があります。
コリビングスペース
私が特におすすめするのが、このコリビングスペース。
個室は確保しつつ、キッチンやリビングを他の入居者とシェアする形態です。
月単位で契約可能なところが多く、まずはバンコク生活を試してみたい方に最適です。
シェアハウス
コリビングスペースよりもカジュアルな雰囲気で、家賃も比較的リーズナブル。
ただし、設備の充実度は物件によって大きく異なるので、実際に見学することをおすすめします。
必須条件を明確にするチェックリスト
物件探しを始める前に、以下の項目を必ずチェックしましょう。
私も最初の物件選びで失敗した経験から、このリストを作成しました。
確認項目 | チェックポイント |
---|---|
予算 | 家賃、共益費、電気代、水道代の合計 |
立地 | 最寄り駅からの距離、通勤・通学時間 |
設備 | エアコン、給湯器、インターネット環境 |
契約期間 | 最低契約期間、解約条件 |
セキュリティ | 24時間警備、カードキー、防犯カメラ |
生活環境 | スーパー、ランドリー、飲食店の有無 |
賢い物件探しのテクニック
予算内で理想の物件を見つける方法
私が実際に使っている物件探しのテクニックをご紹介します。
オンラインプラットフォームの活用
バンコクの物件探しで、まず活用したいのが以下のプラットフォームです。
サイト名 | 特徴 | おすすめポイント |
---|---|---|
Hipflat | 英語対応、地図検索が便利 | エリアごとの相場が分かりやすい |
Renthub | タイ語中心だが物件数が豊富 | ローカル価格の物件も見つかる |
DD Property | 日本語対応あり | 高級物件から格安物件まで幅広い |
ただし、これらのサイトに掲載されている家賃は交渉可能なことが多いんです。
特に、入居時期が迫っている物件は、家賃交渉に応じてくれやすい傾向があります。
物件見学のポイント
オンラインで気になる物件を見つけたら、必ず現地見学をおすすめします。
私の経験から、以下の点に特に注目して確認するといいでしょう。
- 日中の日当たり具合
- エアコンの稼働音
- 水圧のチェック
- 携帯電話の電波状況
- 周辺の騒音レベル
日系不動産会社の活用
オンラインでの物件探しに加えて、日系の不動産会社を利用するのも賢明な選択です。
特に初めてのタイ移住では、日本語で細かい相談ができる環境があると安心です。
実際に多くの日本人が利用している「ヨシダ不動産の口コミ評判は良い?特徴やバンコクでの物件探しの流れまでご紹介」で詳しく解説されているように、日本人スタッフのサポートがあれば、契約手続きから入居後のケアまで、スムーズに進めることができます。
私の周りでも、特に初めてバンコクに住む方は、日系不動産会社を利用して物件を見つけるケースが多いですね。
ローカル目線で探す物件
実は、タイ人の間では日本とは異なる物件探しの方法が一般的です。
私がタイの友人から教えてもらった、ローカルならではの物件探しの方法をシェアします。
タイ人に人気の物件情報源
タイの若者の多くが利用しているのが、Facebookマーケットプレイスです。
特に「グループ」機能を活用すると、エリアごとの物件情報が豊富に見つかります。
例えば「Ari Accommodation」や「Rachadaphisek Room for Rent」といったグループには、毎日新しい物件情報が投稿されています。
地元のネットワークを活用する
バイクタクシーの運転手さんが、意外な物件情報に詳しかったりします。
私も今の物件は、行きつけのカフェのスタッフさんからの紹介で見つけました。
バンコクの暮らしを快適にするための工夫
賃貸契約時の注意点
契約書の確認は特に慎重に行う必要があります。
私が経験した(そして多くの友人も経験している)トラブルを未然に防ぐためのポイントをご紹介します。
契約書の要注意ポイント
- 解約通知期間(一般的は1ヶ月前)
- デポジットの返還条件
- 修繕費の負担区分
- 共益費に含まれるもの・含まれないもの
- 契約更新時の家賃値上げ条件
初期費用の内訳
バンコクの物件契約時に必要な初期費用は、以下のような構成が一般的です。
費用項目 | 金額の目安 | 備考 |
---|---|---|
デポジット | 家賃2ヶ月分 | 退去時に返還 |
前家賃 | 1ヶ月分 | 入居月の家賃 |
仲介手数料 | 家賃1ヶ月分 | 物件による |
契約書作成費 | 500~1,000バーツ | 物件による |
コミュニティとネットワーク作り
バンコルでの暮らしを充実させる鍵は、良好なコミュニティとの繋がりです。
コリビングスペースの活用
私が最初にバンコクに来た時、The Hive Thonglorというコリビングスペースに3ヶ月住んでいました。
そこで出会った仲間たちと今でも交流が続いており、バンコクでの人脈作りの基礎となりました。
SNSを活用したコミュニティ参加
特におすすめなのが以下のようなコミュニティです。
- Facebook:「バンコク日本人コミュニティ」
- LINE OpenChat:「バンコクシェアハウス情報交換」
- Meetup:「Bangkok Digital Nomads」
初心者におすすめの物件リスト
実際に住んでみた物件レビュー
私自身が住んだ経験のある物件を、正直にレビューしてみましょう。
Base Park East @Thonglor
- 家賃:35,000バーツ/月(30㎡)
- 特徴:プール完備、BTSトンロー駅徒歩7分
- メリット:セキュリティ万全、日本人コミュニティ活発
- デメリット:周辺の飲食店が高め
Ideo Mix Phaholyothin
- 家賃:18,000バーツ/月(24㎡)
- 特徴:BTSサパーンクワーイ駅直結
- メリット:交通アクセス抜群、スーパー併設
- デメリット:部屋が若干コンパクト
The Cube Ratchada
- 家賃:23,000バーツ/月(35㎡)
- 特徴:コワーキングスペース併設
- メリット:起業家コミュニティが活発
- デメリット:エレベーターの待ち時間が長い
トレンド物件の紹介
最近注目を集めている新しいスタイルの物件もご紹介します。
Hive & Co @Sukhumvit 71
コリビングスペースの最新形態として話題の物件です。
- 月額:25,000バーツ~
- 特徴:
- フレキシブルな契約期間
- コワーキングスペース利用料込み
- 定期的なコミュニティイベント開催
- 朝食サービス付き
The Park @Lat Phrao
若手クリエイターに人気急上昇中のエリアにある物件です。
- 月額:20,000バーツ~
- 特徴:
- アートスタジオ併設
- ルーフトップガーデン
- 24時間スタッフ常駐
- 駐輪場完備
まとめ
バンコクでの物件探しは、最初は不安だらけかもしれません。
でも、この記事で紹介したポイントを押さえながら、じっくりと探していけば、必ず理想の物件に出会えるはずです。
特に重要なのは以下の3点です。
- エリアと予算のバランスを重視する
- 必ず現地見学を行う
- コミュニティとの繋がりを大切にする
さぁ、あなたもバンコクライフを始めてみませんか?
きっと新しい発見と刺激に満ちた日々が待っているはずです。
具体的なアクションとしては、まず以下の手順からスタートしてみましょう。
- この記事で紹介したオンラインプラットフォームで物件検索
- 気になるエリアを実際に散策
- 現地のコミュニティに参加して情報収集
- 物件見学のアポイントを取る
あなたのバンコクでの新生活が素晴らしいものになりますように!
不安なことがありましたら、コメント欄でお気軽に質問してくださいね。