あん福祉会の特徴と魅力
最終更新日 2024年11月19日 by wardon
あん福祉会は東京都小金井市にあるNPO法人です。
精神障害を持つ人を対象とした多彩なサービスを提供しています。
あん工房では就労移行支援事業や就労継続支援B型、あんホームでは精神障害グループホームの運営、精神障害回復途上者デイケア、直営カフェの運営などが行われており、多くの人が利用していることを知っておくと良いです。
昭和63年に結成されてから、翌年に精神障害者社会復帰施設の作業所として設立、平成14年に特定非営利法人化されました。
魅力的なサービスだと言えるので、具体的な活動内容や良い点を知っておくことをおすすめします。
Contents
精神障害者を対象とした一般就労や社会復帰を目指す
就労移行支援と就労継続支援は、精神障害者を対象とした一般就労や社会復帰を目指すためのものです。
これを利用して実際に一般就労に成功している人もいます。
具体的な内容としては、工賃収入が得られる作業プログラムへの参加、様々な就労現場が体験できる就労プログラムへの参加などをあげることができるでしょう。
仕事に必要な能力を養うために、色々な経験を積むことができます。
図書館内で本を返却する作業や書誌の入力を行う作業をしたり、直営であるカフェアンにて喫茶業務を行ったりすることが可能です。
仕事に対する責任感が持てるようになるだけでなく、集中力のアップやコミュニケーション能力の向上まで期待することができます。
それ以外にも、パソコンを使った入力作業や名刺作成、清掃業務などを行うことが可能です。
多彩な経験ができるだけでなく、就活に関する様々なサポートを受けることもできます。
就労支援センターやハローワークで登録を行うときにスタッフに同行してもらうことができますし、応募や選考の前には履歴書添削や模擬面接などを実施してもらえることが特徴的です。
二人三脚のような形で就活を進めることになるため、自分だけの力では就職活動を行うことが難しいと感じている人にもピッタリだと言えます。
就労することができた場合は職場定着支援もあるため、長く働ける環境や状態を整えることも可能です。
自立や社会復帰を目指したひとり暮らしができる
通過型の精神障害グループホームを利用することもできますが、ここでは自立や社会復帰を目指したひとり暮らしができます。
精神障害を持っている人の中には、家族と一緒に生活している人も多いです。
家族と生活しているといつでもサポートを得ることができますが、その一方で自立しづらくなるというデメリットが生じやすいと言えます。
実家で生活していても自立や社会復帰が難しいと感じるのであれば、あん福祉会が運営するグループホームの利用がおすすめです。
主治医から許可が下りるなどの条件を満たす必要がありますが、クリアした場合は完全個室のグループホームで生活することができます。
週に1回の夕食会などはありますが、基本的には自分の部屋で生活することが可能です。
キッチンやバスルーム、トイレや洗濯スペースなどもしっかりと用意されているので、設備を共用せずに済むというメリットもあります。
部屋には見守りサポートのための機器が用意されており、必要があれば24時間いつでも連絡をすることが可能です。
30分以内に専門スタッフが駆けつけてくれるため、夜中などに緊急事態が起こったとしても安心だと言えます。
グループホームで生活しながらホームに隣接したB型事業所などで活動することができるため、スムーズな社会復帰や自立を実現しやすいでしょう。
通院中の精神疾患を持っている人であれば誰でも参加できるデイケアプログラム
デイケアプログラムは小金井市内に住んでいる人を対象に実施されていますが、通院中の精神疾患を持っている人であれば誰でも参加することができます。
手帳が無くても参加することができるので、気軽に問い合わせを行ってみると良いでしょう。
週に1回、2時間ほどの活動が行われており、色々なプログラムに参加することができます。
テーマを決めてトークを行ったり、映画鑑賞や音楽鑑賞を行ったりすることもあるでしょう。
塗り絵や工作、料理やカラオケ、体操やダンスなど幅広いプログラムが用意されているので、普段自ら行うことがないような体験も期待することができます。
公民館などで開催されるものもありますが、オンラインで参加できるものもあるので便利です。
オンライン参加を希望する場合は、自宅だけではなくカフェでサポートを受けながらオンライン参加することもできます。
まとめ
あん福祉会ではこうした多岐にわたる活動を行っていることが特徴的です。
いずれも精神障害を持っている人に向けたサービスであり、自立や社会復帰、安心して生活を送るためのサポートが期待できます。
あん福祉会の提供するサービスは人気が高く、グループホームや就労支援サービスでは空きがないことも多いです。
利用を検討しているのであれば、まずは早めに問い合わせを行ってみると良いでしょう。
その後、面談や体験を経てあん福祉会のサービスを利用することができるようになるので、気になる場合は早めに行動することをおすすめします。